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年会費改定に至った、同窓会現状について

1.以下、年会費改定に至った、同窓会現状についてお知らせいたします。

2.年会費変遷
年会費は、1980年頃に入会金・年会費が2000円、入会時10年分前納となり、1992年に3000円に改定された。以降、2024年まで32年間、3000円である。
なお、その間、2008年に「卒後52年(70歳)以後の年会費は免除」となり、2013年には「過去未納付分の年会費は請求しない」ことになった。

3.同窓会収支の現状
(1)年会費収入は、2008年の「70歳以上免除制度」開始頃までは約1900万円であったが、制度開始後は年々微減し2013年に「過去未納付分の請求をしない」となった以降は約1600万円である。他に、広告収入が約400万円ある。
(2)支出は、約2100-2500万円である。うち学園への支援は200万円弱である。
(3)2021年度までは、支出をまかなえる収入があったが、2022年度148万円の赤字となった。2023年度は537万円の赤字予算を組んだが、収入増・支出減で235万円の赤字に収まったが、次年度繰越金1932万円に減少した。2024年度も437万円の赤字予算で、次年度繰越金は1494万円になる見込み。このままでは10年後には次年度繰越金が底をつくことになる。

4.収支悪化の内的要因
(1)納付率が減少している。要因は、全期にわたる納付率微減と住所不明者の微増(現在、全体の20%)。
(2)納付率が良かった期(1-14期)が、免除対象になった。
2023.12現在の同窓会会員1-66期13325人に対して、住所判明者は10635人(全体の80%)。住所判明者のうち70歳以上免除1-14期1356人(全体の10%)、10年分前納57-66期2126人(全体の16%)。納付対象の15-56期は9480人で住所判明者はその76%の7153人(全体の54%)で、住所不明者は2327人である。
住所不明者を追跡する活動を、事務局で地道に行っているが、学年幹事の協力も仰ぎたい。
全会員に対する年会費納付率は、2012年度調査では納付対象の期である4-45期で51%(うち若い期36-46期で47%)、2019年度調査では11-52期で35%(うち若い期41-52期で33%)であった。

5.収支悪化の外的要因
年会費が3000円に改定された1992年の2年前に導入された消費税(3%)が現在は10%であり、実質その分貨幣価値が目減りしている。物価は1987年から2022年の35年間で20%上昇している(日本生命調べ)。すなわち、1992年(32年前)の3000円と同じ貨幣価値金額は、3000(税込)÷1.03×1.1×1.2=3845円(税込)になる。

6.他同窓会など年会費事情
広島学院3000円、六陵(北野)3000円、京大経済学部5000円、洛星野球部5000円、洛星水泳部5000円
事業規模や使途が異なるので、参考まで。

7.2023.12.7幹事常任委員会アンケート結果
年会費に関して 計122回答
3000円45人38%、4000円19人16%、5000円51人42%、6000円以上7人6%(5000円以上58人48%)

8.年会費シミュレーション
4000円の場合、年間2500万円規模の事業を継続する場合には収支改善する。年間の繰越金増は100万円程度。5000円の場合は、年間300万円程度で、2800万円規模の事業展開が可能になる。学園への支援も今より強化できる。

2024.5.12