学年同窓会・クラブOB会

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第34回 洛星医師の会 報告

 

第34回 洛星医師の会 ご報告

 2025年1月13日、都ホテル京都八条にて、第34回洛星医師の会が開催されました。当番幹事は第31回(2019年)以来6年ぶりに滋賀医科大学が務めました。今回は準備期間が短く集客に苦慮しましたが、同窓会で申込みサイトを作成いただき、同窓会事務局から医師の会会員に一斉メールで告知していただけたことは大きな助けとなりました。
 
 今回の講演会では、まず山本 浩一先生(大阪大学大学院医学系研究科 老年・総合内科学 教授、32期)に「人生100年時代の高齢者診療とは?」というタイトルでお話いただきました。アンチエイジング治療の最先端の話題に加え、多くの参加者が実臨床に生かせるであろう高齢者診療のエッセンスをわかりやすくお話いただきました。
 続いて島田 眞路先生(学校法人ヴィアトール学園理事長、14期)には、「財務省の過剰な緊縮財政による日本の科学研究力の著明低下について / 洛星の現状と将来像」というタイトルでご発表いただきました。多くのデータを元に、国の政策がいかに日本の科学力を蝕んできたか、そして長年にわたりそれが修正されない現状について、歯に衣着せずにお話いただきました。後半では皆が知りたかった母校の現状についても詳しくお話いただきました。
 いずれのご講演にも多くの質問があり、その熱気は懇親会に引き継がれました。
 
 懇親会では、冒頭にご来賓の西脇隆俊京都府知事(17期)、松井孝治京都市長(22期)、阿南孝也前校長からお祝辞を賜り、兼元康次同窓会会長(24期)に乾杯の音頭を取っていただきました。
 会食中にも、知事、市長の周りには多くの出席者が集まり、京都のリーダー方と気楽に意見交換できる喜びを感じました。また、佐和貞治先生(22期)、中川弘己先生(49期)からはドナルド・マクドナルド・ハウス 京都の説明、栗山隆信先生(17期)、山口将史先生(34期)からは洛星への寄付、東京の集い、夏の集いの告知もしていただきました。そして竹中洋先生(10期)、鈴木敬一郎先生(19期)、野々村祝夫先生(22期)、吉栖正典先生(23期)、嶋田裕先生(15期)、小杉智先生(25期)、木山洋之先生(35期)にはスピーチを、参加者最年長の宮﨑瑞夫先生(1期)と最年少、角谷昌君(66期)にはエール交換をしていただき、今後の医師の会を支えてくれる医学生(今回12名が参加)には全員に自己紹介をしていただきました。
 最後に次年度の当番幹事である京都府医師会を代表して松井道宣先生(19期)、そして医師の会事務局長 田代啓先生(23期)、今回新たに設置された恒久的事務局の長 桒原康通先生(32期)、医師の会新会長の夜久均先生(19期)からご挨拶をいただいた後に、恒例である全員輪になっての校歌斉唱をもって会は終了しました。

 改めてご参加いただいた方々、ご協力いただいた方々に心から御礼申し上げます。また様々な不手際がありましたこと、心よりお詫び申し上げます。現在洛星同窓会事務局のデータベースには2295名が医師の会会員として登録されています。客観的に見ても凄まじいポテンシャルを持つコミュニティだと思います。今後この会がさらに発展し、この会のつながりが医学界のさらなる発展に貢献していくことを祈念しております。

 

当番世話人 滋賀医科大学薬理学講座 西 英一郎(25期)
事務局担当 滋賀医科大学放射線医学講座 渡邉 嘉之(29期)
運営委員 滋賀医科大学脳神経外科学講座 吉田 和道(30期)
滋賀医科大学情報総合センター・医療情報部 芦原 貴司(32期)
滋賀医科大学呼吸器内科学講座 山口 将史(34期)